1月7日 インスタライブ レポート!

1月7日に休学エールッ初のインスタライブを行いました!
終始楽しい雰囲気で、たくさんの方が覗きに来てくださいました。
ありがとうございました!

今回はそのインスタライブのレポートを、イベントにファシリテーターとして参加致しました 山本 がお届けします!

今回のインスタライブで話してくれた休学経験者は、
・早瀬知佳さん
・井ノ口環さん
のお二人です!

<早瀬知佳さん>
2021年4月から4ヶ月間岩手県の沿岸で共同生活をしながら田舎暮らしを経験する。
その後、就労支援ボランティアを経験し、秋からは島根県海士町でインターンシップを行う。1年を通して共同生活を体験してきた。

<井ノ口環さん>
早瀬さんと同じく岩手県沿岸で4ヶ月間共同生活をする。
もともと気候変動や環境問題に関心があったが、岩手県の暮らしの中で小さなことから変えられることに気づく。たまたま「豆」なら全てを解決できるんじゃないかと思い、豆料理を探求したり、甘納豆屋さんに弟子入りしている。

<タイムライン>
①休学をする理由
②休学中に取り組んだこと
③休学が終わろうとしている今感じていること。休学を漢字一文字で表すと!

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休学をした理由

まずはじめにお二人には、なぜ休学をしたのかを聞きました。

当時は言語化されないけど、今思うとあんなたことを求めていたんだな〜と気づくことは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
休学した理由で二人に共通していたのは、「何かを達成したい!!!」というモチベーションで休学をしたわけではないということでした。

それでは、2人が何を求めて休学をしたのでしょうか。当時の気持ちを振り返ってもらいました。

早瀬さん)

「休学を決めるときは、大して不安も楽しみもなかったです。
それくらい、大学生活が淡々としていました。
先輩に誘われた岩手の4ヶ月の共同生活が楽しそうで、それにいく理由として休学を決めたことにしていました。

ただ、当時は気づけなかったけど、大学生活への淋しさやつまらなさを感じていたんだと思います。すごく仲良しができてずっと一緒にいるようなこともないし、気分が上がったり下がったりする出来事があるわけでもありませんでした。
今思うと、何か戦っていたような感じでした。」

大学生活にどこか淋しさを感じていた早瀬さん。
一方井ノ口さんは、大学外に学びがあることに気づけて踏み出したそうでした。

井ノ口さん)

「入学した時点で新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン授業でした。

ただそれが幸いにも自分にとっては良い機会となり、オンラインで自分の大学以外の人と繋がることができました。その出会いを通して、自分の大学の外にもいろんな学びがあるんじゃないかと思って思い切って休学してみることにしました。」

オフラインでありながら、つながりを感じづらい学生生活。
オンラインだからこそ、新たな出会いを求める人同士がつながれる学生生活。

それぞれ違う背景を持ちながら休学をした2人は、
岩手県の沿岸で4ヶ月間共同生活をするプログラムで出会いました。

当時の暮らしを思い出しつつ、そこから始まった2人の休学中の体験を聞かせていただきました。

休学中に体験したこと、学んだこと

早瀬さん)

「約1年を通してずっと共同生活をしていました。

はじめは岩手県の陸前高田市で男女5人で共同生活。
その後通っている大学の先生がやっている就労支援ボランティアをしたのちに、免許合宿で2週間の共同生活。
そして秋からは島根県海士町でのインターンをしながら女子7人で共同生活。

共同生活を重ねていくうちに、集団の中での自分の上手な振る舞い方を覚えました。

はじめ岩手で共同生活をしていた時は、他の人との違いが気になって仕方なくイライラしたり、いつも泣いたりしてました(笑)
一緒にいたいけど、今の自分が他人と一緒にいるとわ〜〜〜ってなってしまう、その自分の折り合いのつかなさが、より淋しさを生んでいたんだと思います。
ただ、そこの経験を通して、他人への寛容さとかを鍛えられました。
愛に気づけば、なんとか許せるのかもと思えたのは大きかったです(笑)

その分海士町で共同生活をした時は、めっちゃ生きやすかった!!(笑)
女子7人で暮らしているから喧嘩めっちゃするだろうと思ったら全くなかったです。
きっと岩手にいる時は伝えられなかった、淋しさとか疲れたとかをその時に伝えられるようになったから、溜め込まずに過ごせたんだと思います。

休学期間中に出会う人がみんないい人だったから、どこに行ってもいい人がいると思えました。
この先の進路も、人を伝っていけばこの先もなんとかなると思い、必要以上に不安に思わなくなりました。」

井ノ口さん)

もともと環境問題、気候変動に興味を持っていました。
ただ、岩手県で暮らしいるうちに、「豆」っていろんな問題を全部解決してくれるんじゃないかとふと思いました(笑)
そこからは、豆料理を色々試行錯誤し、一緒に暮らしているみんなにたくさん食べてもらいました。滋賀に帰ってからは、甘納豆屋さんに弟子入りをしています。

結果オーライなのかもしれないですけど、何かを達成しないと休学しなくちゃいけないことはないんだと思います。自分の好きなことをやってみる、色々試してみれることができるのが休学のいい期間だと思います。

それでも、休学する前は、休学ってすごい人がするものなんじゃないかと思って色々調べました。
「休学 怖い」「休学 闇」って調べたのを覚えています(笑)
検索したらいろいろ出てきて、
「なんとなく休学するのは危険です!堕落してしまいます!目的を持ちましょう!」という記事が結構ありました。
当時漠然と怖く感じていたのは、戻ってこれなくなることでした。
ずっとフリーター人生を歩むことになるんじゃないか。みたいな。

でもこれも結果オーライだけど、やってみてよかったんだと思います。」

休学期間中の、いいことも大変だったことも含めて赤裸々に話してくれました。

この時点で、井ノ口さんは早瀬さんが以前に比べて随分と言語するのが上手になったのが印象的だったと言っていました。
休学前後の変化を感じられるのも一緒に暮らした仲ならではですね。

最後に、自分の休学を漢字一文字で表現してもらいました!

自分の休学を漢字一文字で表現すると

早瀬さん)

「経験したことか学んだことを表現したかったけど、何より残ったのは大好きな人が増えたことでした。

今では、新幹線でどの駅に停まってもあの人元気かな?というのが浮かびます(笑)
一人暮らしをしていて作りたいものも食べたいものも浮かばない時に、
「あの人が作ってくれたあれを作ってみよう」と思えたりするのも今の幸せです。

クオリティオブライフって感じ!!!(笑)

井ノ口さん)

「探検したな〜っていう感じでしたね。

今までだったら絶対に足を踏み入れなかった領域にたくさん踏み込みました。
楽しいし、しんどい時もあったけど、全部探検やから(笑)って思います。

事前に投稿された自己紹介で、休学を人に勧められるかわからないと書いたことにもつながります。

休学する前の自分は、休学したらバラ色の人生になれて、めっちゃ変われると思っていたけど、
今でもなんかあったら泣くし、自分は自分であることは変わりはありませんでした。
でも、そのことに気づけたのが、休学してよかったことなんだと思います。」

休学したからこそ、変わった自分も自分の変わらない部分にも気づくことができる。

そんなことを教えてくれた2人は、他の誰でもない「私」として生きる上での、バランス感覚を少しずつ掴み始めているように見えました。

お二人ともありがとうございました!

今回のインスタライブは、休学エールッインスタグラムアカウントにて、アーカイブ動画が残っています!
是非ご覧ください^^

アーカイブ動画リンク

イベント中盤の、にこやかなシーン。
この3人は約4か月間、陸前高田市で一緒にくらしていました。

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