コロナで留学がなくなりながらも、様々なことに挑戦しつつ自分と向き合い続けた休学

現在在学中の大学生の中には、新型コロナウイルスの影響などもあり、留学など 希望していたことが実現できなくなった人も多いかもしれません。

それでも、今自分が持っている興味・関心・感覚などを頼りに 身近なところから働きかけを続け、少しの勇気をもって挑戦していけば、当初の理想とは異なっていても、よいと思える自分の在り方を実現することは可能なのだと思います。

今回は、コロナ禍の中、オンラインを含めて様々な挑戦を続けた西山さんの休学体験談です!

バングラデシュのオンラインインターンシップ

西山良美(にしやまよしみ)さん プロフィール

創価大学経営学部経営学科5年、大阪府出身です。
中学高校は6年間バスケットボール部で部活動に明け暮れていました。大学では、勉学に励みたいという思いと共に、表現することに興味があり、沖縄のエイサーを踊る部活に所属しました。1,2年次は部活動に専念し、3年次には経営戦略を専攻するゼミナールで1年間チームでプロジェクトを行いました。技能実習生の日本語力向上のため、現状調査から検証まで行い、ビジネスコンテストにも挑戦させて頂きました。

休学することを考えたきっかけ

1年次から留学を希望していた事もあり、4年次から1年間の休学を考えていました。
私の所属する大学では、学生のほとんどが短期でも留学に行っており、正直休学すること自体に大きなハードルはありませんでした。

休学するにあたって大変だったこと

しかし、留学で実際に自分が何をしたいのかを明確にすることに時間がかかりました

1年次の春、2年次の夏に海外を経験していたこともあり、単純な海外への憧れや、多様性について興味がありました。
その中で、自己分析をしてみたり、先輩に相談をするなどを行い、自分自身は大きく言えば格差という問題に興味があるのだと漠然と考えていました。
そこから、大学が提供している情報、その他インターネットでのリサーチから候補を絞っていきました。
そして、3年次終了時にはインドへの留学を希望していました。

しかし、事態は一変、コロナウイルスの流行により留学が中止となってしまいました。
1年次から留学を希望していた事もあり、ショックも大きかったですが、周りの方のおかげでそこからの切り替えも早かったです。

休学をせずに就職活動をして、4年間で卒業することも考えましたが、せっかくなら日本でできることを存分に挑戦してみようと腹を決めました

休学期間中していたこと

コロナ禍で大学の授業が全面オンラインになったこともあり、4年次の前期は、地元大阪でオンライン授業を受けながら、休学期間に何をするかを決める準備期間として設けました。

しかし、大学の授業を受講する中で、環境マネジメントという分野に興味を惹かれました。
興味があるなら実際に動いてみようと思い、タイガーモブという海外インターンシップが複数掲載されているサイトで、短期のインターンシップに申し込みました。
こちらはオンラインで行えるもので、週6時間程度、約3週間で、インドネシアのごみ問題を解決するための施策を考えました。
内容は、現地の方との交流、最後には現地のNPO団体の代表へ提案型のプレゼンテーションを行う機会も設けて頂きました。

その後、夏休みには3年次に1年間行ったプロジェクトの経験を活かしてみたいとの思いから、Away Collegeという団体で少人数で0→1を作る少人数でのプロジェクトを2週間程度行いました。
内容は、マレーシアを拠点として、学生の教育コンテンツを考えるというものです。学生ならではの観点で、実際に起業家の方へプレゼンテーションを行うなど実践的な学びを得られました。

そして、その後4年後期から5年前期まで1年間休学を行います。

休学期間は、Away Collegeで行っていたプロジェクトを引き続き行えることになり、その並行で就職活動を行っていました。
そして、就職活動の情報解禁となる3月初旬、自分のやりたいことは何だろうと考える時期でもあります。

偶然Facebookを眺めていると「本当にやりたいことを知るワークショップ」という文字が目に飛び込んできました。
咄嗟にこれだ!と感じ、早速申し込みをしました。

ワークショップに行ってみると、20名程度の参加者がおり、ファシリテーションの方が1名、いくつか質問項目が設けられ、自分の潜在的に考えている想いを書き起こしていきました。
そこで浮かび上がった文章がこちらです。

どんな境遇にいる人でも誰しも平等に自分らしく挑戦し、その挑戦を皆が認め合い応援し合える社会」こういったことを自分は成し遂げたいんだなと認識するきっかけになりました。
また、小さなコミュニティを作ってみたいとも考えており、ファシリテータ―の方にコミュニティを作る機会はないかと聞いたところ、「SET」という団体があるよ!と教えて頂きました。

早速調べてみようと、思い付きでホームページを検索、見てみると、掲げているビジョンがまさに「可能性を拓く」私がやりたいことがあるかもしれない!とりあえず話だけでも聞いてみようと思い、問い合わせのフォームに記入しました。
そこからとんとん拍子で話が進み、NPO法人SETの中のCMSPという部門で約3カ月間インターンシップという形で関わらせて頂きました。
現地の人との関わりやチームメンバーと親交を深め、自分の中での新たなコミュニティ作りができたと感じています。

SETでの活動

休学期間中に心掛けていた事

私がこの休学期間で心掛けていた事は思い返すと2つあったと思います。

1つ目に、とにかく興味を持ったら動いてみようを心掛けていました

その中で自分の興味ややりたいことに繋がればいいやくらいの感覚で動いていました
でも、計画を立てることはすごく重要だと思います。笑、目標があれば進む道も明確になると思うので!
私は漠然とした興味関心はあったものの、具体的な目標はなかったので、自分のやりたいことを見つければ挑戦していました。

2つ目に、辞める勇気も同時に持つことかなと思います。

私は一度バングラデシュのオンラインインターンシップを予定していたものの、自分が本当にやりたいことなのか考えた結果、辞めることにしました。
これは、自分の心と向き合った結果でした
節目節目で選択する機会はありますが、その時の自分のベストを出した結論であったので前向きな選択だったなと思います。

変化したこと

この休学期間を通して、自身の内面と向き合う機会が増えたことで、自己認識が出来ました。
具体的に、小さなことでも自分のやりたいに正直なれた、なろうとしたかなと思います。

元々私は周りに合わせていたり、尊敬する人のマネなどしていましたが、それが良い悪いではなく、苦しい時期もありました。
自分の気持ちを大事にしていなかったんだと思います。
それが、自分と向き合う時間が増えた事で、自分らしくでいいんだなと思えました

現在していること・今後の過ごし方

現在は、無事に就職先も決まり、ゼミの後輩が行っているプロジェクトのサポートを行っています。
残りの卒業までの期間は、学生生活を謳歌することに加え、車の免許や資格の取得などにも挑戦していきます!

最後に、休学を考えている学生にメッセージをお願いします!

休学理由は多種多様あると思いますが、その節目での自分のベストの決断に納得感を持つことができれば、その先は挑戦するだけだと思います

学生生活死ぬこと以外かすり傷、今の失敗は成長の糧になるし明日への希望になります。
臆することなく、自分らしく挑戦できれば、とても有意義な期間だったと言えると思います!
私も微力ながらご協力出来ればと思っているので、ぜひ頑張ってください!

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